
夏真っ盛り、“知って防ごう「熱中症」”
近頃、「熱中症」の事故についての報道が多くなっています。「熱中症」とは、夏の暑い気候の中で起きる障害のことで、熱射病、熱失神、熱けいれん、熱疲労など様々な症状の総称です。
人間には環境に準じた体温調節能力があり、暑さにも慣れることができるのですが、急に気温が高くなった時は順応することができず、熱中症が多く発生します。年齢や体調によっては、炎天下をごく普通に歩いているだけでも熱中症になってしまうことがあるので気を付けなければなりません。
しかし、こんな熱中症もちょっとした注意で防ぐことが可能です。普段から心掛けて欲しいポイントは、@睡眠不足や体調の悪い日は、日中の外出や運動は控える。A体内の熱を発散しやすくするため、通気性の良い服を着て外出時には帽子や日傘などを使用する。Bこまめに水分を補給する(汗からは水と同時に塩分も失われるため、補給には0.2%程度の食塩と5%程度の糖分を含んだものが適当。スポーツドリンクなどがお勧めデス)など。
もしも熱中症になってしまったら、日陰や冷房の効いた室内などに移動して衣類をゆるめて休み、氷や冷たい水でぬらしたタオルを手足に当てて体を冷やします。また、スポーツドリンクを少しずつ何回にも分けて補給しましょう。
熱中症になりやすいといわれる子供や高齢者、そして人間よりも暑さに弱いワンちゃんなどは、特に注意が必要です。
|